入居女性の内訳、統計情報

 当寮に入居している女性の心身症状などの内訳や人数を記載しております。複数の症状を併発している場合もあります。これからご入居いただき、仲間・お友達になる女性の皆様のご参考用に掲載しております。詳細はお問い合わせ下さい。

見出しと概要

入居女性の国籍

入居女性の精神症状(入居時点の最も重症のものを記す。性被害の有無や現在の軽快・寛解の有無を問わず。寮の1階が主なリハビリ拠点です。)
入居女性の性被害(入居時点で各女性が経験している、最も重大な身体の裂傷・挫滅および精神の変調を伴い、かつ可罰的違法性を有するものを記す。寮の地下1階が主なリハビリ拠点です。)
入居女性の精神変調に由来する性症状(入居時点の最も重症のもので、身体障害ではなく精神症状に由来するものを記す。性被害の有無や現在の軽快・寛解の有無を問わず。寮の地下2階が主なリハビリ拠点です。)
入居女性の身体症状、または身体障害に由来する性症状(入居時点の最も重症のものを記す。身体症状と、身体障害に由来する性症状を記す。性被害の有無や現在の軽快・治癒の有無を問わず。寮の地下2階~1階が主なリハビリ拠点です。)

震災等の被災による特殊な被害・事情(衣類・寝具・生理用品等を短期間に失った、特殊な性器神経症・性症状が近隣住民に知られ当該地域に住めなくなった、など。)

入居女性の国籍

 入居女性(寮生)の概ね80%は日本人です。その他、韓国、中国、香港、台湾、フィリピン、ヴェトナム、マレーシア、インドネシア、タイ、アメリカ、フランスなどの女性も入居しており、アジアを中心に国際色は比較的豊かです。

入居女性の精神症状

統合失調症、妄想性障害圏
 統合失調症、妄想性障害、コタール症候群・妄想性人物誤認症候群など
 ・・・6名

気分障害圏:
 単極性障害・鬱、双極性障害・躁鬱など
 ・・・7名

神経症性障害、ストレス障害、不安障害、身体表現性障害圏:
 恐怖症性不安障害、恐慌性発作(パニック障害)、全般性不安障害(GAD)、強迫性障害、重度ストレス反応、急性ストレス性障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、性的暴行に対する戦闘疲労、疲憊せん妄、社交不安障害(SAD)、適応障害、解離性障害、解離性健忘、解離性遁走(フーグ)、解離性昏迷(カタレプシー、性的暴行への受動的反撃としての意識昏迷)、トランス及び憑依障害、解離性運動障害(失立、失声、振戦、性的暴行への受動的反撃としての離脱症状)、解離性痙攣(解離性痙攣、自律神経発作、性的暴行への受動的反撃としての憤怒痙攣発作)、解離性感覚脱失(難聴、性的暴行への受動的反撃としての知覚喪失)、混合性解離性(転換性)障害、転換性障害、身体表現性障害、身体化障害、心気障害、心気症(異形恐怖、醜形恐怖症)、身体表現性自律神経機能不全、持続性身体表現性疼痛障害、緘動、離人・現実感喪失症候群、巨視感・微視感(不思議の国のアリス症候群)など
 ・・・64名

生理的障害・身体的要因関連行動障害圏:
 摂食障害、異食症(ピカ、ピサ)、睡眠障害、睡眠時遊行症(夢遊病)、睡眠時驚愕症(夜驚症、性的暴行のフラッシュバックによる驚愕・夜泣き)、悪夢など
 ・・・13名

パーソナリティー障害圏:
 A群(奇異型)(妄想性、統合失調質(スキゾイド)、統合失調型(スキゾタイパル))、B群(劇場型)(境界性、演技性)、C群(不安型)(回避性、依存性、強迫性)、特定不能(抑うつ性、受動攻撃性・拒絶性、自己敗北性・被虐性欲性(マゾヒスティック)など
 ・・・17名

心理的発達障害、学習障害、言語障害圏:
 特異的会話構音障害、場面緘黙、特異的読字障害(ディスレクシア)、てんかん型後発性失語(ランドウ・クレフナー症候群)、自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群、チック症、吃音症、トゥレット症候群など
 ・・・12名

ICD-10などに定義なし(障害・疾病と見なされない):
 共感覚、直観像記憶(映像記憶)、Highly sensitive person (HSP)など
 ・・・7名

入居女性の性被害

 被害後の女性の精神症状の発症を問わず、少なくとも身体の裂傷・挫滅などの実害が生じている場合はここに分類した。ただし、被害届なき場合であり、かつ推定無罪を考慮する場合であっても、可罰的違法性を明白に有し、当該女性が犯罪被害者であることが明らかな場合は、加害者に判決が下されるものと推定される罪名に人数を加算した。

法定強姦 → 法定強制性交等(警察庁指針の「性的同意年齢」未満の少女に対する「暴力的性犯罪」)
 ・・・38名

強姦 → 強制性交等(警察庁指針の「暴力的性犯罪」)
 ・・・15名

強制わいせつ(警察庁指針の「暴力的性犯罪」。刑法によって罰しない(迷惑防止条例などによって摘発する)場合の痴漢は含まれない。)
 ・・・15名

強盗強姦 → 強盗・強制性交等(警察庁指針の「暴力的性犯罪」)
 ・・・5名

わいせつ目的略取・誘拐(警察庁指針の「暴力的性犯罪」)
 ・・・4名

警察庁指針の「暴力的性犯罪」ではない性犯罪や性的目的行為で、刑法以外の法や条例により罰せられうるもの:
 下着泥棒、公然わいせつ、管理売春(売春防止法)、児童買春・児童ポルノ製造等(児童福祉法、児童ポルノ禁止法)、のぞき・つきまとい(軽犯罪法、ストーカー規制法、迷惑防止条例)、盗撮(軽犯罪法、建造物侵入罪、迷惑防止条例)、わいせつ画像等の販売や公開(わいせつ物頒布等の罪)、リベンジポルノ(わいせつ物頒布等の罪、リベンジポルノ防止法、名誉毀損罪)、卑猥な行為(迷惑防止条例)、痴漢の一部(迷惑防止条例違反)など
 ・・・14名

警察庁指針の「暴力的性犯罪」にも刑法の「性犯罪」にも該当しないが、未成年等に対する性的目的行為であることをもって性犯罪に準じる行為と見なされうる違法・不法行為:
 淫行(青少年保護育成条例、いわゆる淫行条例)、児童ポルノ単純所持(加害者による被害女性の児童ポルノの単純所持による当該女性の苦痛)など
 ・・・18名

入居女性の精神変調に由来する性症状

※注:美容整形手術、ボトックス治療などによっても下記の症状を呈することがありますが、このような女性(外科的医療行為以外の心身のリハビリ、レクリエーションによっては軽減・寛解せず、不可逆的である症状を呈する女性)は受け入れておりません。ご了承下さい。

生理的障害・身体的要因関連行動障害圏:
 性欲喪失、性器反応不全、オルガズム機能不全、性器神経症、非器質性腟痙・真正膣痙攣(ワギニスムス)、非器質性性交疼痛症(ワギニスムス、ヴルヴォディニア)、非器質性陰核・陰核脚疼痛症(クリトロディニア)、過剰性欲・女子色情症(ニンフォマニア)、持続性性喚起症候群(PGAD・PSAS)、むずむず性器症候群(ReGS・RGS)、陰核過敏症(クリトリス痙攣)、肛門痙攣、乳頭・乳輪・乳房過敏、副乳頭(ポリセリア)・副乳輪(ポリセリア・アレオラリス)・副乳房(ポリマスティア)過敏、性的倒錯(パラフィリア)、フェティシズム、性依存症、汚言症・猥褻語多用癖・猥語性愛(コプロラリア)など
 ・・・56名

入居女性の身体症状、または身体障害に由来する性症状

※注:美容整形手術、ボトックス治療などによっても下記の症状を呈することがありますが、このような女性(外科的医療行為以外の心身のリハビリ、レクリエーションによっては軽減・寛解せず、不可逆的である症状を呈する女性)は受け入れておりません。ご了承下さい。

 むずむず脚症候群(下肢静止不能症候群)、挿間性および発作性障害(普通型片頭痛、古典型片頭痛・閃輝暗点型片頭痛、片頭痛発作重積、緊張性頭痛、不眠症、過眠症、概日リズム睡眠障害、ナルコレプシー、情動脱力発作(カタプレキシー))、自律神経失調症、腸のその他の疾患(肛門痙攣(肛門過敏症)、肛門神経症、肛門脱(脱肛)、糞瘻)、女性生殖器の非炎症性の障害(女性性器脱、処女膜輪狭小、外陰萎縮、外陰肥大)、性器神経症、持続性性喚起症候群(PGAD・PSAS)、むずむず性器症候群(ReGS・RGS)、陰核過敏症(クリトリス痙攣)、陰核神経症、非器質性腟痙・真正膣痙攣(ワギニスムス)、非器質性性交疼痛症(ワギニスムス、ヴルヴォディニア)、非器質性陰核・陰核脚疼痛症(クリトロディニア)、生殖器の先天奇形(女性性器のその他の先天奇形、腟の先天(性)欠損(ミュラー管無発生、メイヤー・ロキタンスキー・キュスター・ハウザー症候群)、重複腟、先天性直腸腟瘻、処女膜閉鎖、腟のその他の先天奇形、陰唇癒合、陰核の先天奇形、外陰のその他の先天奇形、女性性器のその他の明示された先天奇形)、その他の先天奇形(副乳頭(ポリセリア)・副乳輪(ポリセリア・アレオラリス)・副乳房(ポリマスティア))など
 ・・・29名

震災等の被災による特殊な被害・事情

 衣類・寝具・生理用品等を短期間に失った、特殊な性器神経症・性症状が近隣住民に知られ当該地域に住めなくなった、など

 ・・・7名

水道光熱費などについて

 意外に盲点でありながら、ご入居女性が特に気にされ、心配してスタッフに相談にお越し下さる内容に、私たちのシェアハウスの水道代、電気代があります。「私たちの電気代はかかりすぎではないか?」、「自分の部屋の電気代が高くて、ご迷惑をおかけしていませんか?」などです。幹部会や総会でもよく話し合われることです。東日本大震災における福島の原発事故の際も、電気代の節約が話し合われ、それ以来、可能な限り節約を実践しています。
 私たちのシェアハウスでは、確かに多くの電気を使っています。
 まず、衣類等保管センターや媒体等保管センターでの大きな空調機器による温湿度管理がそうです。特に衣類については、現物の状態を良好に保つため、温湿度管理は重要です。
 次に、性器神経症、特にPSAS(持続性性喚起症候群)・ReGS(むずむず性器症候群)の女性の個室におけるエアコンによる温湿度管理です。中には、服を着るだけでオーガズムが発生する女性がいます。症状が悪化する日や時期には、下着を身に着けようとして、陰部や乳頭に下着が触れるだけで、オーガズムが発生する女性がいます。このような女性は、特に冬場に困ることになり、冬場でも薄着での生活を余儀なくされます。さらに、季節に合わない不自然な服装に対する周囲からの目線に対応するため、よりファッションを気にするようになり、もっと不自然な格好になってしまいます。また、コーヒーなど特定のものを口にしただけで、オーガズムが発生し、外出が困難となり、うつを発症するケースもあります。
 そのため、せめてシェアハウスでは、電気代を気にせず(シェアハウスが負担)、欧米を中心に行われているヌード療法を取り入れ、ハウス内でヌード生活のあり方について規定した上で、許可しています。エアコンの風程度であれば、体に当たってもオーガズムが発生しなくて済む女性が多いのです。
 この場合、必然的に夏場の冷房よりも、冬場の暖房、そして乾燥を防ぐための加湿器の稼働が多くなります。シェアハウスでは、特に冬場の温湿度管理のために、春や夏の時点から準備計画をしていますので、ご入居女性におかれましては、ご心配なくお過ごしいただければと思います。
 もちろん、冬場のためとはいえ、一般社会的には夏場の気温上昇のほうが問題となっているわけです。それに、過度の日焼けの危険性もあります。私たちや入居女性は、性器神経症の症状を防ぐためにヌード・薄着生活をするのであって、暖房節約や日焼けのためにヌード・薄着生活をするのではありません。性器神経症の症状が比較的重くない日には、基本的には着衣でお過ごしいただきたく思っております。

 また、シェアハウス地階のスパ、プールでは、大量の水を使います。温泉は源泉かけ流しで、何ら問題はありませんが、プールのほうは、温泉を混ぜているとはいえ、依然として水量は一定以上使いますので、リハビリやレクリエーションの日数を限定して水量を節約するなど、工夫しております。しかしながら、新型コロナウイルスの流行により、密を回避する必要も出てきたことから、あまり水量を遠慮せず、近隣地域・水道局にご迷惑をおかけしない限り、健康最優先の策を取っております。